第11回千葉県ダンススポーツ選手権決勝競技について

2008年6月  Rev.1.0
社団法人日本ダンススポーツ連盟

「新審判方式」(テスト運用)のご案内
 JDSFは、ダンススポーツのオリンピックムーブメントへの参加に向けた責任団体として様々な制度の整備、アンチドーピング対応、スポーツ医科学的なアプローチを含む選手強化などに取り組んでおります。その中で、審判基準の客観化は大きな課題の一つとなっています。類似競技とされるフィギュアスケートも、2002年ソルトレイクシティ・オリンピック以後に審判基準を大幅に変更されました。
 IDSFでも審判の改善について各国連盟に意見を求めている状況であり、JDSFでは昨年度より「新審判方式」を実地評価(テスト運用)として導入しています。
  (詳細別紙:ダンススポーツ審判基準客観化の意義について参照)

 なお、当面のテスト運用期間中は従来の審判方式と並行して審判が行われ、新審判方式の採点基準による採点は競技結果に反映されませんが、課題フィガーの設定など競技方法が若干変更されています。

選手権スタンダード及びラテンの決勝競技について(概要)
 第27回三笠宮杯と同様の競技方式となります。競技の精度を保つために決勝は6組固定となります。その為に、準決勝で同点が出た場合には、別途定める方法により6組に絞られます。同点処理対象選手で決勝にUPされなかった選手の順位は7位となります。

 決勝は、「ソロ競技」と、6組で踊る「全員競技」の併用となります。ソロ競技部分では別途指定する課題フィガーを含めて踊っていただきます。
 本年度のソロ競技はIDSFソロ種目にあわせて、スタンダードはスロー・フォックストロット、タンゴの2種目、ラテンはチャチャチャ、パソドブレの2種目をソロ競技種目と指定し、全員競技(約1分)の前に各組毎にソロ競技(32小節、パソドブレは第2ハイライトまで)を行います。次の課題フィガーについて要件を満たすよう各自コリオグラフィーに取り入れてください。
  (2008年ソロ競技:スタンダード課題フィガーについて) (2008年ソロ競技:ラテン課題フィガーについて

決勝競技方法について(詳細)

  1. スタンダード決勝は、F(ソロ32小節)×6組、F(全組1分)、W(全組1分30秒)、V(全組1分20秒)、Q(全組1分30秒)、T(ソロ32小節)×6組、T(全組1分)の順に行われます。
    (全員競技の曲長はイントロを除く概ねの長さ)

  2. ラテン決勝は、C(ソロ32小節)×6組、C(全組1分)、S(全組1分30秒)、R(全組1分30秒)、J(全組1分20秒)、P(ソロ・第2ハイライトまで)、P(全組・第2ハイライトまで)の順に行なわれます。
    (全員競技の曲長はイントロを除く概ねの長さ)

  3. ソロ競技と全組競技の間には1分間のインターバルがあります。

  4. 各課題フィガーはソロ競技の中で1回以上入れるようにしてください。大きなミスなどによって課題フィガーがひとつでも演技されなかったとみなされた場合は、フィガー違反としてその種目のスケーティング後の順位が一つ繰り下げられますのでご注意ください。

  5. ソロ競技に於ける課題フィガーは「課題フィガー演技申請用紙」にて申請した順番と小節数で演技してください。実際の演技がコンディションなどにより申請用紙と異なっても従来の審判(実際の順位決定)には全く影響ありません(フィガー違反となりません)が、新審判基準では減点される場合があります。

  6. ソロ競技後の全員競技では課題フィガーを取り入れる必要はなく、踊り方も従来通り自由です。

  7. ソロ競技の演技順は決勝前の抽選にて決定されます。