エントリーは11組出場9組、審判員は9名で開催されました。昨年初出場初優勝のオレクシー・グザー−太田吏圭子組、10回連続出場一昨年までの3連覇から返り咲きを狙う北海道の久保田弓椰−久保田蘭羅、3年連続決勝入賞の関根チョーマ−沼田まな美組、初出場ながらスタンダード、ラテンともグランプリシード選手の玉井征爾−岩澤桃子組の4組が安定した踊りで決勝進出を確定。昨年次点に泣いた新井光斗−甘利このみ組が今年はジャイブだけでなく10種目に安定した実力を見せ、見事初ファイナル。もう1組はラテン21チェックと出遅れたものの、スタンダードでほぼ満点の43チェックを獲得し逆転で中学生カップルの金井大輝−城田夕希穂組がファイナル入りを決めました。地元の星野浩基−浅井舞子組は前半ラテンで決勝圏内だったもののスタンダードの点数が伸びず、惜しくも次点。佐藤寿一−佐藤美奈子組(岡山)、長屋勝也−長屋雅苗組(三重)は得意のラテンで思ったほど点が伸びず、スタンダードもブレーキとなり、準決勝で敗退しました。
決勝戦は前半競技がスタンダード。オレクシー・グザー−太田吏圭子組がパワフルな動きで圧倒し、5種目とも1位、ラテンでも5種目2位をキープ。久保田弓椰−蘭羅組はラテン5種目ともリズミカルかつ良くリハーサルされた踊りで1位を獲得、スタンダードでも5種目2位をキープ。6年前の瀬古組対石原組以来の順位点同点、全審判員全種目のオールスケーティングとなり、2位以上の数84対69で久保田弓椰−蘭羅組が逆転で返り咲き優勝を果たしました。3位にはプレゼンテーションで会場を沸かせたもののやや評価が分かれた関根チョーマ・沼田まな美組が入りました。4位はラテンで複数の審判員から6つの2位を獲得し、優勝争いに影響を与えた玉井征爾−岩澤桃子組、5位には女性審判員から高い評価を受け(Jでは女性審判員から2位と3位をゲット)、ラテンで存在感を示した新井光斗−甘利このみ組、6位には最年少ながらスタンダードに非凡な輝きを見せた金井大輝−城田夕希穂組が入りました。
今年は、上位3組によるオナーダンスが披露され、会場は最後まで活気に溢れ、大会の幕を閉じました。来年以降も高いレベルでの10ダンス代表権争いが予想され、本当に楽しみです。
結果
順位 | リーダー名 | パートナー名 | 所 属 | |
優勝 | 久保田 弓椰 | 久保田 蘭羅 | 北海道 | 2年ぶり4回目 |
2位 | オレクシー・グザー | 太田 吏圭子 | 東京都 | |
3位 | 関根 チョーマ | 沼田 まな美 | 埼玉県 | |
4位 | 玉井 征爾 | 岩澤 桃子 | 愛媛県 | |
5位 | 新井 光斗 | 甘利 このみ | 長野県 | |
6位 | 金井 大輝 | 城田 夕希穂 | 北海道 | |
|