静岡グランプリラテン決勝競技について

2007年4月  Rev.1.0
社団法人日本ダンススポーツ連盟

「新審判方式」導入(テスト)のご案内
 IDSFおよびJDSFは、ダンススポーツのオリンピックムーブメントへの参加に向けた責任団体として様々な制度の整備、アンチドーピング対応、スポーツ医科学的なアプローチを含む選手強化などに取り組んでおります。その中で、外部からは審判基準が分かりにくいとの指摘を受けており、ダンススポーツ審判基準の客観化は大きな課題の一つとなっています。ダンススポーツと類似競技とされるフィギュアスケートも、2002年ソルトレイクシティ・オリンピック以後に審判基準を大幅に変更されたのはご存知の通りです。
 IDSFでも新審判方式について各国連盟に意見を求めている状況であり、JDSFとしてもIDSFと歩調を合わせながらその方法を確立していきます。
 従来の審判方式を肯定しつつも、日本トップを決める重要な競技会(グランプリ等)の決勝については、より精度の高い審判方式として、連続性を保ちながら新たな方式を導入して行く予定です。
 (詳細別紙:ダンススポーツ審判基準客観化の意義について参照)

 なお、当面のテスト期間中は従来の審判方式と並行して審判が行われ、新審判方式の採点基準による採点は競技結果に反映されません。新審判方式による採点結果については、今年については非公開として評価基準の調整に用いられます。なお、今年の三笠宮杯ではラテン、スタンダードともにテストとして導入され、IDSFとの意見交換に用いられる予定です。みなさんのご理解とご協力をお願いいたします。

グランプリ決勝競技について(概要)
 グランプリ決勝に於いては、競技の精度を保つために決勝は6組固定となります。その為に、準決勝で同点が出た場合には、別途定める方法により6組に絞られます。(2007年度のダンススポーツグランプリ等に於ける競技方法(通知)参照)
 また、「ソロ競技」と、6組で踊る「全員競技」の併用となります。ソロ競技部分では以下に指定する課題フィガーを含めて踊っていただきます。
 2007年のグランプリラテン決勝(静岡大会以降)については、先にシラバスでお知らせしたとおり5種目のうちサンバ、チャチャチャの2種目をソロ競技種目と指定し、全員競技(約1分)の前に各組毎にソロダンス(約1分)を行います。
 競技方法、および課題フィガーについては下記のとおりです。次の課題フィガーについて要件を満たすよう各自コリオグラフィーに取り入れてください。
 なお、下記の競技方法および課題フィガーは本年度の三笠宮杯ラテン決勝でも同様に実施予定です。
(2007年ソロ競技:ラテン課題フィガーについて参照)

決勝競技方法について(詳細)

  1. 決勝の競技種目は、S(ソロ1分)×6組、S(全組1分)、R(全組1分30秒)、P(全組1分20秒)、J(全組1分15秒)、C(ソロ1分)×6組、C(全組1分)の順にて行われます。
  2. ソロ競技と全組競技の間には1分間のインターバルがあります。
  3. 各課題フィガーはソロ競技(1分間)の中で1回以上入れるようにしてください。ソロ競技後の全員競技では課題フィガーを取り入れる必要はなく、踊り方も従来どおり自由です。
  4. ソロ競技の演技順は決勝直前の抽選にて決定されます。

本件に関するお問い合わせ窓口: 
新審判基準WG: 山田 淳田口順一
            FAX: 03-5434-5985

以上